◆快適な水まわり空間の提案

ひとくちに「快適な水まわり空間」といっても、きれいな台所とか使いやすいバスルーム、清潔感あるトイレなどさまざまな要素が含まれます。ただ、水まわりは住宅の中でも毎日使う住空間ですから重要な判断ポイントになるわけです。
水まわり空間はとかく汚れが目立ちやすいところでもあります。とくにも若い方々は何よりきれいであることが前提です。ですが、現役世代なら、そうそうきれいだけで片づけることもできません。費用対コストも考えなくてはなりません。また高齢世帯の場合は、段差がないとか手すりが付いているとか、どちらかといいますと使い勝手に配慮されるでしょう。
このように快適な水まわり空間は、世代間によっても求める要望が異なりますが、基本となるのは安全・安心であることではないかと思います。水だけではなく電気やご家庭によってはガスも使いますから、トラブルが発生するようでは困ります。毎日利用するスペースだからこそ目に触れないスペースにもきちんとした配慮がなされ、安心して利用できる空間が提供されるべきでしょう。
◆快適というキーワード
『快適』というキーワードは、人さまざまな感性で受け止められます。快適ということばを辞書で引いてみますと、「心やからだの望むとおりの条件が満たされて、とても気持ちのよい・こと(さま)。」とあります。【三省堂大辞林】(weblioサイトから引用)また用例として「快適な生活」が示されています。
このことからも、私たちにとって「快適なくらしをしたい」という願望は誰しもが持っており、大げさに言うなら「快適なくらしがしたいがために日々のお仕事に精を出す」のではないでしょうか。
「快適な空間」を住まいの水まわりに当てはめてみますと、キッチン、バスルーム、洗面化粧台、おトイレと日常的に使うスペースです。日々使うスペース(空間)だからこそ快適でありたいと誰しも考えるんですね。
◆お手入れというキーワード

住宅の中で水まわりは日常的に利用しますので、ほかのお部屋と違って痛みやすいものです。ふだん使えているものがひとたび故障しますとそれはとても不便なものです。だからこそ大切に取扱いきちんとお手入れすればいいのですが、わかってはいても「使えているからまあいいかな・・・」ということで気に留めないわけです。
たいていトラブルは予告なく訪れますからそういう立場に立ちますと大いに慌てるわけです。北国の真冬。「水道管が凍って水が出ない・・・」なんてケースが一般的でしょうか。今は「架橋ポリエチレン」を使った配管が行われますから、昔のように頻繁に起きることはなくなりました。
ともあれ、ふだんのお手入れとか器具の点検が大切であり、安心して快適なくらしを送るためのキーワードとなってきます。
◆便利な設備機器

快適なくらしを後押しする水まわりの設備機器はたくさんありますが、その中でもっとも利用頻度の高い「キッチン」に目を向けてみました。
トクラスキッチンは調理作業を行うカウンターとシンクを「ワークトップ」と呼んでいます。このワークトップには人造大理石が用いられています。この人造大理石は
- 汚れに強い…お手入れカンタン。
- キズに強い
- 熱に強い…高温にさらしても割れ、変色しにくい。
- 衝撃に強い…少々の衝撃にも耐える割れにくい厚みと特性。
のような特徴を持ち、私たちが毎日のキッチン作業を心地よく快適に使える設備機器の一つです。
◆明るい間取り

水まわり空間の間取りを考えるとき、とくにキッチンは明るさを要望されるご家庭が多いです。主婦にとってキッチンは、過ごす時間が比較的長い空間ですので、できるだけ明るい間取りを検討することがポイントです。
最近はリビングとキッチンを同一フロアとして仕切らないで使う間取りが多くなってきました。明るい日差しが降り注ぐ空間は、それだけでも満たされた気持ちになり自然と心もなごみます。
コミュニケーションに配慮した対面式キッチンで会話しながら台所仕事ができます。このような「明るい空間」は私たちにとってリラックスでき、落ち着く環境でもあります。
ご家族のコミュニケーションがあるというのは、その場所が無意識に居心地がいい。言い換えれば「快適な空間」だからともいえるわけです。大切にしたいものです。
私たちの暮らしの中に、そのような和やかな空間をぜひ持ちたいものです。たとえ短い時間でもコミュニケーションのある明るい間取りは、明日への活力の源になり、「清潔」「便利な設備機器」と一体となって快適な空間を提供します。
◆快適な水まわり空間と環境

私たちは生活の中で水を飲んだり調理に使ったりしながら、あるいは洗顔したり、一日の疲れを癒すバスルームに、また衛生環境を保つための水洗トイレ等々あらゆる状況で水を使ってくらしています。この貴重な水は、大自然の恵みなわけですが、いま環境悪化が問題視され、安全な安心して使える水を一定のコストを負担しながら利用しています。
この貴重な安心して使える「水」をいつまでも利用するために、節約とか環境保護にも配慮が必要。川から取水した水を浄化しきれいにした水を私たちは当たり前のように利用していますが、大切な資源であることには変わりません。自然環境を汚さない、あるいは使用する水を節約するような配慮を持ち続けたいものです。